学生がカードローンの利用前に知っておくべき基礎知識を教えて

教科書購入が増えてまた、サークル活動と忙しくなってきました。親からの仕送り、アルバイトなどをやりくりしても対応できない不測の必要もそれなりに出てきて困っています。学生がカードローンを持つのは分不相応かも知れませんが、そうとは言ってられません。カードローンを申し込もうと思います。その前に知っておくべき基礎知識のようなものがあれば教えて下さい。

原則学生が自力でカードローンは申し込むことは難しいです

学生はキャッシングを利用することはできないことを知っていなければならないでしょう。まずは法律面を抑えておく必要があります。原則的には貸金業規制法では過剰貸付けを禁止しています。過剰貸付けとは返済能力を超える貸付けのことです。つまり貸金業規制法によって管理されている消費者金融は学生にお金を貸すことができないことになります。

民法(20)上、未成年者は制限付きの法的行為能力者という立場にあります。喫煙をはじめ、飲酒などの仕切りだけではなく法的に保護されているのです。このことで財産行為上、法定代理人である両親の同意を得ずに行なった法律行為は取り消すことができるわけです。この規制は貸金豊穣では返済能力がないものとして扱われることになります。ですからもし貸してくれれば、業者としては取り立てができないので借り得ですね。

親の同意がなくては、できない法的行為が学生という立場を縛っています。これは仕方ないかも知れませんね。また法律が未成年者の行為を制限することで、その生活を保護していることもやむを得ないことではないでしょうか。20歳を過ぎていれば、問題が解決するかと言えばそうとも言えないのです。

学生という身分を考えると、別にカードローンを難しくする要因があります。大蔵省銀行局長通達として発効することになった総量規制は、年収の1/3を超える借入を個人がすることを禁じています。これはどこか一つの消費者金融からの借入金だけのことではなく、すべての借入金の合算(例外・除外はある)が年収の1/3を超えてはならないということを定めているのです。

学生ということで、アルバイトをしていたとしとも、いわゆるフルタイムではありませんから、月収としては大した額にはならないでしょう。それを年収換算したとして、そこから携帯電話の分割払い分やを引いた金額の1/3が借入限度額になるということになります。

20歳を迎えた学生がアルバイト等をしているような場合、僅かであれ収入があるのですから、貸付け・キャッシングを行なってくれる消費者金融はあります。申込条件にアルバイト・パートを挙げていますのですぐにわかると思います。

親の同意が得られるようであれば、銀行系、信販系のクレジットカードの中には未成年であっても、学生であっても発効してくれるクレジット会社があります。そうするとショッピング枠だけではなく、キャッシング枠が設定されているはずですから、クレジットカードのキャッシング機能を使うことができるでしょう。

以上、いずれのケースであってもご両親の、法的代理人の同意なしにカードローンは難しいと心得るべきでしょう。このことはたとえ学生支援機構のような公的機関でも同じであって、親権者が連帯保証人に立つことが要求されていることでわかると思います。

学生向けカードローンのサービスの優れた特徴とは

大学生の方でも生活費が仕送りで賄えなくなることや、アルバイト収入の不足で急遽お金が必要になる事があります。基本的に、在学中は一定の収入がないことから、カードローンのようなサービスを利用することはできず、このサービスを利用して金融機関から融資を受ける事が実質的に不可能になります。しかし、最低限の条件を満たす事により、カードローンで融資を受ける事が可能になるのです。これは二十歳未満の方はカードローンを利用できませんが、二十歳以上で安定した収入がある状態であれば、学生の方でもこのサービスは利用できるのです。

この在学中でも利用できるカードローンは、十八歳以上の方を対象としているものです。このカテゴリーに属する方は、カードローンへの申込みに運転免許証や健康保険証などによる確認を行い、教育機関が発行する証明書を提出することで、このサービスで融資を受けることができるようになるのです。

このサービスは銀行や消費者金融など、幾つかの異なる業者から提供されていますが、申込時に用意しなければならない書類が通常のサービスとは異なる事が一般的です。又、サービス内容としては、金利は比較的低めに設定されておりますが、借入可能な融資限度額は低めに設定されているという特徴があります。その為、在学中の方で定期的な収入が少ない方でも、返済しやすいサービスとなっており、返済においてトラブルになる事が少ないのが利点となっているのです。

又、このサービスは担保や保証人の必要がなく、保護者の方に電話連絡が行くようなことはありません。その為、誰かに融資を受けている事を知られてしまう可能性も低く、何らかの理由で他人にカードローンの利用を知られたくない事情がある場合でも、このサービスは利用できるものとなっています。この学生向けのローンは、比較的容易に融資を受ける事が出来ますが、予めしっかりとした返済計画を立て、効率良く利用することが必要になります。

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